菊水電子工業㈱営業本部 特別調査役エアロスペーススペシャリスト
中国では「才能を隠して時期を待て」(鄧小平)とよく言われますが、鄧小平はそのあとに「できる時は積極的にやれ。奪う時は積極的に奪え。力がついたら積極的に奪え。相手が対応できなかったら、手段を選ぶな」とも言っています。これが中国の考え方です。
中国では、「超限戦」という(なんでも戦争)という考え方に基づき、非軍事の戦争行動を行っています。
例えばレアメタル問題などは、中国にとっては戦争行為であり、「どれぐらい効果があるか」を試されています。
中国はこれらの非軍事の戦争行動を、実際の軍事行動をすべて同時に行うつもりでいます。
中国は確実に目的どおりに計画を実行し、着々と力をつけています。
中国の国防費は10年前の4倍に膨らんでいます。
2021年7月1日、中国共産党立党100周年を迎えるにあたり、国家戦略として目標を掲げています。
回復すべき失地とは台湾、沖縄のことであり、すなわち台湾併呑と尖閣諸島の占領が、10年後の目標です。
日本にとっては、沖縄の基地の維持と海兵隊駐留の維持は絶対条件と思います。
さもなければ、将来、日本は中国の自治区になってしまうでしょう。
中国の軍事最新情報とその考え方を聴かせて頂き、将来の日本の不安を感じました。
危機意識を一人一人が持つ必要性を学ぶ事が出来ました。ありがとうございました。
記録 幹事 原 健一