御年73歳。真っ赤なネクタイで颯爽と登壇された先生に会場の参加者はまずひきつけられました。富士研究所、法人局等での活躍の日々を楽しげに自己紹介され、会場は先生を軸に時間が進み始めました。
お父様も倫理研究所に関係していたそうですが、その父親から特に倫理について教えてもらったことはなかったそうですが、一言「行き詰ったら、丸山敏雄に戻れ」と。
この言葉は、今でも耳に残っており、肝に銘じ実践しているとのことでした。
「初心忘れるべからず」これは室町時代の能楽師・世阿弥が著した「花伝書」の一文で、2つの意味があるといわれているそうです。
① 初舞台の感激をわすれるな!
② 毎回、毎回の舞台を初舞台と心して演じよ!
まさに、今日のテーマであります。
「ここにお集まりの経営者の皆さんも、事業を10年20年とやっていきますと、ついつい創業の精神というものをわすれがちになるものですが、時には「原点」に立ち返り将来展望を確認することが大切であると思います。」
「また、倫理運動についても同じことで、「打つ手は無限」の言葉を残した滝口長太郎氏の思いを しっかりと受け止めて行動すべきと思います。特に倫理は実践=こころを帰るためには絶対必要な手段=が第一であります。是非、実践をしてください。
最後に、みんなでこの一文を朗読して終わりとしましょう」
打つ手は無限
すばらしい名画よりも
とても素敵な宝石よりも
もっともっと大切なものを
私は持っている
どんなときでも
どんな苦しいときでも
愚痴は言わない
参ったと泣き言を言わない
何か方法はないだろうか
何か方法があるはずだ
周囲を見渡してみよう
いろんな角度から眺めてみよう
大拍手のうちにセミナーは終了しました。
記録 副会長 鈴木 忠
0 件のコメント:
コメントを投稿