日本において、組織的な消防が生まれたのは、江戸時代だった。
明治初期は、町火消しが、消防組と改称。明治13年になり、内務省警視局消防本部の所管となった。
戦後、昭和23年明治以来、警察機構の中にあった消防は、警察から分離され、市町村が所管する自治体消防へと移行した。同年、3月東京消防本部が誕生。
組織としては、本庁・方面本部・消防署となっており、本庁が動くほどの大きな事件は、皆さんご存知のニュージャパンの事件である。
災害に対応するには、瞬時に実態を把握し、状況を判断。そして、決心、命令が必要となる。
そのためには災害規模に応じた指揮体制が必要だ。
その指揮の下に、教育された人が最高の仕事をしていく。
火災現場は、まさに戦場。そのため幹部の教育には、軍人や孫子の格言が用いられる。
1.統率力について
上下欲を同じくするものは勝つ(孫子)
2.統御
教えておいて厳命せよ(孫子)
可愛くは、5つ教えて3つ褒め、2つ叱って良き人とせよ(二宮尊徳)
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ(山本五十六)
3.指揮能力
将軍仁ならざれば三軍親しまず、将軍勇ならざれば三軍鋭らず、将軍知らざれば三軍大いに疑う(六とう)
以上のことは、経営者の皆様はご納得いただける内容だと思う。
こうした消防署の内部であるが、災害状況はどうであろうか。
火災などよりも救急出場件数が140倍も多い。
車両は火を消すポンプ車の半分くらいの台数しかない。
よって、消防署でもさまざまな対処がなされている。
(救急車の要請が必要か迷った場合は#7119へ)
脳卒中など予兆の自覚症状がある場合は、すぐ病院へ行ってほしい。
対処が遅れてしまうと、後遺症や命に関わるからです。
そのほか、地震に対する10の備え
地震そのときの10のポイント
(プリント希望される方は、役員にお申し出ください)
@@@@@以上@@@@@
短い時間の中で、普段触れることのない消防署のことを教えていただきました。桂川署長が、まるで見学しにいったかのように、歴史から内情まで、とても分かりやすく丁寧にお話くださったので本当に興味深く聞き入ることができました。いつでも、署長宛に分からないことがあったら連絡をくださいとおっしゃられたので、とても心強く、町田市の安全は守られているのだと確信しました。
と、同時に、町田の消防署の皆さんは、この素敵な心優しい署長の下で、素晴らしい仕事をして、そして、楽しくお仕事をされているだろうなと感じました。
ありがとうございました。
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