今回の講師は、高エネルギー加速器研究機構の素粒子原子核研究所の理学博士の先生であられた。
東日本大震災関係で注目されているまさにその内容であった。
我々は、放射線とともに生きている。
「政官産学」で東日本大震災に於ける福島第一原子力発電所の爆発事故に対して見解と対策は4者4様である。それでは、国民は不信感・不安感を抱く。
したがって、自分で勉強し対応していくこととなるのが、我々の現状である。
「政官産学」での共通認識は、要素131で、これは甲状腺がんになる人が増えるとのこと。
<被爆線量と体への影響> 単位はミリシーベルト
0.033 今回検出されたヨウ素を含む牛乳を1リットル飲んだ場合
0.6 胃のX線検診一回
1.6 一般市民の線量限度
2.4 一人あたりの自然放射量
6.9 胸部X線CT一回
50 業務に従事する人の年間被爆線量の上限
100 健康に影響がでる危険が高まるレベル
1000 急性放射線障害
3000 50%の人が死亡
7000 99%の人が死亡
今、一番放射能の危険にさらされている人たちは、福島第一原発で事故の処理をしている作業員や自衛隊員、消防の方々である。一刻も早く事態が収拾されることを祈るばかりである。
そして、原発事故で住む場所を離れることを余儀なくされた方々も、いつ故郷へ戻れるかまったく分からない状況は、本当に悲しい現実として存在する。
我々日本人が叡智を出して、その困難を乗り越えなければならない。
一人の日本人として、講義をしてくださった藤本先生に感謝したい。
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政府や行政は、市民の自発的ボランティア組織を支援して、国民の中に危機管理システムに対する理解と特に若者に対して他人を愛しむ心が育つような仕組みを作ることを提案したい。
少なくとも徴兵制度のない日本の現状では、若者の国防に対する危機意識はボランティアによって育むことが有効であると思料中であるからだ。
先生によって、桐の箱の中の放射線を肉眼で見せていただけたのに感動した。
記録 幹事 浜田隆人
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