「明るい心で明るい出会いを」というテ-マでお話下さった倫理研究所の普及事業部企画室研究員の内田靖士先生は同じ職場の直属上司としてお父様と一緒に働いていらっしゃいます。
お母様も家庭倫理で活動をされていたので、内田先生はご自分の誕生日に家庭倫理の会員になられたそうです。
倫理が身近にあるのが当たり前の環境で成長されました。
そんな内田先生は、倫理研究所に勤めるお父様をみて、「なんて、楽しそうに働いているのだろう」
と思い、いつかそこで働きたいと思うようになられたそうです。
そして、大学卒業後に念願叶い倫理研究所に入所されました。見習いの期間は富士の研究所で2年間の研修があります。そこでの体験の一つを話してくださいました。
『新生』という雑誌の頒布の実習があり、この経験が明るい心でいることの大切さに改めて気付かせせてくれたそうです。
『新生』を20冊持ち、知らない町に行って、購読してもらうことは、最初、簡単なことだと思われたそうです。それは、先生ご自身が『新生』の愛読者であり、その素晴らしい内容に自信を持っていらしたからです。
しかし、現実は、インタ-ホンを鳴らし、用件を伝えるとその場で即「間に合っています」等の言葉で
対面も出来ず断られていました。先生は、対面できれば思いを伝えられる自信がおありだったの
で、歩いている方に声を掛け『新生』のことを伝えました。それでも、上手くいかず断られていて、
理解されないことの戸惑いや、焦りなどの、感情が出てきたそうです。
これらのことも、ある中年男性との出会いが、あらたな気付き与えてくれました。
先生が、一通り宣伝文句を伝え終わると、その男性は、上から下まで20代の内田先生を眺め
「自分があなたに夫婦とはなんであるか教えたいよ」と切り替えされました。
ここで、先生がその言葉を素直に取り「ご教示下さい」と申し出たら、15分くらい、
奥様と上手くいっていないことなどをお話されたそうです。購読には至らなかったのですが、
この男性との経験があったおかげで気持ちが吹っ切れ、その後、4冊売れたそうです。
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ユーモア溢れるお話しに会場中があたたかい雰囲気になりました。
内田先生の一人一人と誠実な人間関係を築いていらっしゃる事が、言葉の端々から伝わってきました。
素直でいる事が、明るい心につながっていくのだなあ、と思いました。
私も、もっと素直になっていきたいと思います。
どうも、有難うございました。
記録 幹事 高田桃子
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